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【BMWのSUVのエントリーモデル】2代目X1(F48型)を解説

 

SUVのラインアップが豊富なBMWのエントリーモデルとして展開しているX1シリーズ。

 

コンパクトなサイズながらもBMWらしさのあるスタイリングを持ち、取り回しの良さや使い勝手でも高い評判を集めています。

 

今回は現行モデルとなる2代目X1(F48型)について解説します。

 

 

■2015年デビューで2019年にマイナーチェンジ


 

 

BMWのプレミアムコンパクトSUVとして2009年にデビューしたX1。

 

その新型モデルとなる2代目がデビューしたのは2015年10月のことです。

 

FRベースだった先代X1と比べ、2代目ではFFベースを採用。

 

BMW2シリーズ(アクティブツアラー/グランツアラー)やBMWグループのミニと共通のFF系プラットフォームを採用し、搭載するエンジンも同グループ内のモジュラーエンジンを採用しています。

 

先代よりも全長が30mmほど短くなり、全高は35mmほど高められ、SUVらしさを強調。

 

取り回しの良いコンパクトなボディサイズを実現しつつ、Xシリーズらしい力強さを醸し出しています。

 

後席スペースは拡大され、さらに後席にスライディング機構を採用したことで居住性も向上。

 

乗車定員や荷物量に合わせて自由なシートアレンジができるようになっています。

 

発売当初はガソリンモデルのみのラインナップでしたが、2016年9月にはディーゼルモデルも登場。

 

2017年8月には一部モデルのトランスミッションが6速ATから7速DCTへと変更され、SUVながらもクイックなシフトチェンジが可能となっています。

 

2019年10月にはマイナーチェンジを敢行し、迫力あふれる大型キドニーグリルや新デザインのテールランプを採用。

 

インテリア(内装)ではインパネ内のディスプレイが大型化され、センターコンソールのデザインなども変更されています。

 

 

■エクステリア:SUVらしい風格を備えるコンパクトモデル


 

 

ボディサイズは全長4,455mm×全幅1,820mm×全高1,610mmと、初代よりも全高を35mm高くしたことでSUVらしさを増した2代目のX1。

 

BMW伝統の4灯式ヘッドライトとその下に配置されたフォグライトで形成される6眼フェイスや、X字のラインを描くフロントエプロン、3分割式のエアインテークなど、Xシリーズに共通するデザインエレメントをX1でも踏襲しています。

 

そんなX1のエクステリア(外装)は2019年10月のマイナーチェンジによって一新。

 

フロントマスクではLEDヘッドライトを採用したほか、ビックサイズになったキドニーグリルの採用によってイメージが大きく変わっています。

 

またフォグライトをバンパー内に組み込んだ形状へと変更し、エアインテークを大型化。

 

リアセクションではほかのBMWモデルでも採用されているL字型のテールライトが採用されています。

 

ドアの開閉時にはX1の文字が足もとに浮かび上がるロゴプロジェクターを新たに採用するなど、遊び心のある装備も備わりました。

 

 

■インテリア:高級感を演出するギミックを採用


 

 

2代目X1のインテリアは、ドライバーオリエンテッドなデザインを採用し、インテリアトリムパネルやアンビエントライトの採用などによってラグジュアリー感を演出。

 

センターコンソールはドライバー側にわずかに角度をつけることで視認性や操作性を向上させています。

 

また座席の着座位置を前席で36mm、後席で64mmほど高めたことでアイポイントが上がり良好な視界を確保したほか、乗降性も高められています。

 

センターコンソールにはジョグダイヤルで操作するiDriveシステムを全車で標準装備し、視認性に優れた8インチワイドコントロールディスプレイが搭載されています。

 

 

2019年10月のマイナーチェンジでは、このマルチディスプレイが10.25インチへと大型化されており、さらなる視認性の高さを確保。

 

さらにタッチ機能を搭載したことでスマートフォンのように直感的な操作が可能となりました。

 

またヘッドアップディスプレイのフルカラー化や、携帯機器用のワイヤレスチャージ機能をオプション設定するなど、運転支援の面での機能を充実させています。

 

そのほか、6色のLED照明によって室内を照らすアンビエントライトを新たに搭載したり、インパネおよびセンターコンソールにステッチワークを施すなど、ラグジュアリー感も増しています。

 

 

■走行性能:ディーゼル&ガソリンモデルをラインナップ


 

 

発売当時はガソリンモデルのみのラインナップだったX1も、現在はディーゼルおよびガソリンモデルがそれぞれラインアップされています。

 

主なラインアップはディーゼル車が18d、ガソリン車が18i、20i、25i(2021年5月モデルから20i、25iはラインアップから外れています)の計4種類で、18iがFF、それ以外がxDriveと呼ばれるBMW独自のフルタイム4輪駆動システムを採用しています。

 

それぞれのスペックは、18dが2.0L 直4ツインパワーターボクリーンディーゼルエンジンで、最高出力110kW(150PS)/4,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,750〜2,500rpmを発生。

 

対するガソリンモデルは、18iが1.5L直3ツインパワーターボエンジンで最高出力103kW(140PS)/4,600rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,480〜4,200rpmを発生。

 

続く20iは2.0直4ツインパワーターボエンジンで最高出力141kW(192PS)/5,000rpm、最大トルク280Nm(28.6kgm)/1,350〜4,600rpmとなり、25iは2.0L直4エンジンで最高出力170kW(231PS)/5,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1450〜4,500rpmを発生します。

 

トランスミッションは18iのみ7速DCTを採用し、それ以外のモデルでは8速ATを組み合わせ、日本で販売されているモデルはすべて右ハンドルのみの取り扱いとなっています。

 

 

■安全性能 :先進装備の標準装備が充実


 

 

運転支援機能として、車線逸脱警告システムや前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキを含むBMWドライビングアシストを標準装備するなど、充実した安全性能を持つ最新版のX1。

 

このほか、車載通信モジュールによってドライバー、クルマ、それらを取り巻く情報をITネットワークで繋ぐBMWコネクテッドライブを標準装備していましたが、2018年8月には新しいスマートフォン向けのアプリであるBMW Connectedの導入によって、クルマとユーザー、情報などをスマホを介在させてシームレスにつなげ、より快適なパーソナルアシスタントサービスを提供できるようになりました。

 

2021年4月にはX1のディーゼルモデルである18dの標準装備をさらに拡充。

 

ドライビング・アシスト・プラスやアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)など人気の高い運転支援機能が標準装備となっています。

 

BMWのXシリーズではエントリーモデルに位置づけられつつも、存在感や性能では兄弟車に引けを取らないX1。

 

ちまたの噂では2021年末には待望のフルモデルチェンジも予定されているとのことですが、完成度の高い2代目X1でも十分その性能に納得できると思います。

 

 

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