世界のクルマをもっと知る

【VW新旧ゴルフ比較】8代目は7代目からどれだけ進化した?

 

1974年の初代誕生以来、45年以上の長きにわたりCセグメント・ハッチバックのベンチマークとして君臨するフォルクスワーゲン ゴルフが、ついに8代目となりました。

 

そこで、8代目ゴルフは7代目5G型からどのように進化しているのか、エクステリア(外装)やインテリア(内装)、パワートレインから安全装備まで、変更点の詳細を紹介しましょう。

 

 

■VW 8代目ゴルフ エクステリアの特徴|新世代型でシャープになるも伝統は継承


 

※画像は7代目です。

 

2021年6月、日本デビューを飾ったVW(フォルクスワーゲン) 8代目ゴルフ。

 

今回、第1弾として投入されたのは、1.0Lエンジン搭載のエントリーグレードeTSI アクティブベーシックとeTSI アクティブ、1.5Lエンジンを搭載した上級グレードのeTSI スタイル、スポーティグレードのeTSI Rラインの4種類です。

 

8代目ゴルフのエクステリアでの特徴は、あらたな設計戦略MQBにより高級感を増し新時代の幕開けを感じさせた7代目のデザインを、よりシャープで洗練された印象へと進化させたことでしょう。

 

その印象に大きく貢献しているのはフロント回りで、低く構えたボンネットにスリム化されたラジエターグリルと全車で装備される切れ長のLEDヘッドランプが、7代目からの進化を感じるのと同時に、空気抵抗係数(Cd値)も先代の0.3から0.275へと低減されています。

 

サイドでは、視界確保に有効なフロントサイドの三角窓やリアサイドに設けられたクウォーターウィンドウは、伝統に則って引き続き採用。

 

太いCピラーもゴルフのアイコンとして継承されました。

 

リアでの違いは、VWエンブレム下にあらたにGOLFバッチが配置されたこと。

 

さらに8代目では、フェンダーラインの張り出しによって、7代目より力強い印象としています。

 

8代目ゴルフのボディサイズは全長4,295mm×全幅1,790mm×全高1,475mm。

 

このサイズは7代目より、全長で30mm長く、全幅で10mm狭く、全高で5mm低くなりました。

 

 

■VW 8代目ゴルフ インテリアの特徴|デジタル・ディスプレイ環境が大きく進化


 

※画像は7代目です。

 

8代目ゴルフのインテリア(内装)は、7代目ゴルフから刷新され、最新世代のデジタル・ディスプレイ環境が装備されているのが特長。

 

今回のモデルチェンジにおいて、大きな目玉の1つだと言えるでしょう。

 

コックピットは全車でデジタルメータークラスターのDigital Cockpit Pro(デジタルコックピットプロ)を標準採用。速度計やタコメーターの基本表示に加え、ナビモードでは大画面にマップ表示することも可能です。

 

 

ダッシュボード中央には、10インチのタッチ式スクリーンを採用したインフォテインメントシステムDiscover Pro(ディスカバープロ)がeTSI アクティブ以上でオプション設定でき、同スクリーンはメータークラスターと視界の高さが同じとなるよう設計されています。

 

さらに、ダイヤル式やプッシュボタンを極力なくし、エアコンなどの細かな操作は、スクリーン下に設けられたタッチ式スライダーで調整、センターコンソールに置かれるシフトレバーもコンパクトとすることで、操作性の向上と導線の整ったすっきりとしたデザインに仕上げられました。

 

シートでは、eTSI アクティブベーシックとeTSI アクティブはファブリック、eTSI スタイルは前席がスポーツコンフォート、後席がマイクロフリース、eTSI Rラインは前席がトップスポーツ、後席がRライン専用ファブリック&マイクロフリースとしています。

 

荷室容量は380Lと7代目と変わらず、60:40の分割可倒式の後席を倒せば、最大容量1,237Lを確保でき、この最大容量は7代目1,270Lに比べ、33L小さくなりました。

 

 

■VW 8代目ゴルフ 走行性能の特徴|マイルドハイブリッド式新開発エンジン搭載


 

※画像は7代目です。

 

8代目ゴルフのパワートレインでのトピックは、48V電源システムとリチウムイオンバッテリー、ベルト駆動式スタータージェネレーターからなるマイルドハイブリッドシステムがVW初採用となったことでしょう。

 

エンジンは、エントリーグレードに搭載される1.0L 直列3気筒ターボ DLA型と、上級グレードとスポーティグレードに搭載される1.5L 直列4気筒ターボ DFY型の2種類に、マイルドハイブリッドシステムが組み合わされ、トランスミッションは7速DSG(デュアルクラッチ)、駆動方式はFFの構成となりました。

 

DLA型の最高出力は81kW(110PS)/5,500rpm、最大トルクは200Nm(20.4kgm)/2,000~3,000rpm、DFY型の最高出力は110kW(150PS)/5,000~6,000rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/1,500~3,500rpmを達成するとともに、最高出力9.4kW(13PS)、最大トルク62Nm(6.3kgm)のマイルドハイブリッドが、スムーズな発進・加速をアシストします。

 

また、高速でのコーナリング時に内輪の空転を防ぐため、瞬時のブレーキでトラクションを回復しアンダーステアを軽減する電子制御式ディファレンシャルロックXDSが、全車で装備されました。

 

燃費性能では、環境技術BlueMotion Technology(ブルーモーションテクノロジー)により、アイドリングストップ機能やバッテリー充電の効率化を図ったブレーキエネルギー回生システムを引き続き採用。

 

エントリーモデルではWLTCモード18.6km/L、上級モデル・スポーティモデルでは17.3km/Lとしています。

 

 

■VW 8代目ゴルフ 安全性能の特徴|充実したアシスタンスシステムはクラス越え


 

 

8代目ゴルフは、先進安全技術の面でも大きく進化を遂げていて、その筆頭にはTravel Asist(トラベルアシスト)を挙げることができるでしょう。

 

同システムは、前車との車間距離を一定に保ち定速走行するアダプティブクルーズコントロール(ACC)と、車線を維持するレーンキープアシストを組み合わせた同一車線内全車速運転支援システムで、ステアリングを軽く握っているだけで、時速210km/hまで対応し、全車で標準装備されています。

 

ほかにも、ドライバーが意識を失うなど緊急事態が発生した場合に、警告と車両停止をアシストするエマージェンシーアシスト、降車する際後方に接近する車両や自転車を検知し、警告音とドアミラーハウジング表示灯で注意喚起するエグジットウォーニングなどが全車で標準装備され、8代目ゴルフのドライバーアシスタンスシステムは、クラスを超えた充実度となりました。

 

 

■VW ゴルフはやはりベンチマークである!


 

こうして見てみると、8代目ゴルフは、デザイン・走行性能・燃費性能・先進安全技術と、どれをとっても大きなマイナス要素が見当たらず、他メーカーからベンチマークとされるのにも頷けます。

 

決して派手ではないものの守るべき伝統は守りつつ、革新はし続ける、そんなゴルフに今後も期待大です。

 

 

ゴルフの中古車情報を見てみる