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ジープ グランドチェロキーとチェロキーって何が違うの?

 

ジープブランドを代表する人気SUV、チェロキーとグランドチェロキー。

 

名前こそよく似ているものの、実際のところ両車にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

似ているようで違う2台を比較してみることにしました。

 

 

■それぞれどんなクルマなの?


 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

ジープ チェロキーの始祖となるのは、1963年にデビューしたワゴニアというモデルです。

 

ワゴニアはラダーフレームにワゴンのボディをかぶせ、4WD機構とATを組み合わせたことから、SUVの元祖ともいわれるモデルです。

 

このワゴニアをベースにスポーティさを盛り込み、リアドアを省いて2ドア仕様にアップデートしたのが1974年デビューの初代チェロキー(SJ型)となります。

 

その後、4ドアモデルも登場したSJ型チェロキーは1984年にフルモデルチェンジを行ない2代目チェロキー(XJ型)へと移行。

 

このモデルは1980年代後半からのSUVブームによって日本市場でも人気が高いモデルとなりました。

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション

 

そんなチェロキー人気を背景に、クライスラーが1993年に投入したのがグランドチェロキーというモデルです。

 

こちらはフォード エクスプローラーの対抗馬として発売したSUVで、スポーティなチェロキーよりも高級感のあるスタイリングや内外装が特徴となっています。

 

歴史的にはチェロキーの方が圧倒的に古いものの、両者とも発売からゆうに20年以上は経過しているジープの根幹車種となっています。

 

このチェロキーは2001年から2012年まで、北米では販売されておらず、復活は2013年まで待たねばなりませんでした。

 

ただし北米以外の国々では、当時販売されていたリバティがチェロキー名でラインアップされていました。

 

 

■エクステリア:ボディサイズはグランドチェロキーがひとまわり大きい


 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

発売当初のチェロキーとグランドチェロキーは、スタイリングやフロントマスクに大きな違いがあったものの、現行モデルはジープ伝統のセブンスロットグリルの処理やフロントバンパーに埋め込まれたフォグランプなどに共通点を見出すことができます。

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション

 

とはいえ、ベースのデザインが古いグランドチェロキーはSUVらしいスタイリングにまとめられており、2013年デビューのチェロキーのほうが洗練された印象を受けるでしょう。

 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

ボディサイズはチェロキーが全長4,665mm×全幅1,860mm×全高1,700〜1,740mm、ホイールベースが2,700〜2,720mmなのに対し、グランドチェロキーは全長4,835〜4,880mm×全幅1,935〜1,985mm×全高1,800〜1,825mm、ホイールベースは2,915mmという大きさ。

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション

 

ボディサイズで比較すると車格的にはグランドチェロキーの方が上で、チェロキーがミドルサイズ、グランドチェロキーはフルサイズに近い大きさであることが分かるでしょう。

 

またホイールベースもグランドチェロキーは3メートル近いサイズとなり、室内空間も広々としていることが分かります。

 

ホイールサイズは、チェロキーの場合エントリーグレードが17インチ、上級グレードでは18インチを履くのに対し、グランドチェロキーはエントリーグレードでも18インチ、上級グレードでは20インチという大径ホイールを履いています。

 

 

■インテリアの違い:グランドチェロキーは豪華仕様


 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション

 

ステアリングの前にあるディスプレイやセンターパネルにつく大型パネルなど、一見するとチェロキーとグランドチェロキーのインテリア(内装)デザインは似ているようでも、エアコンの吹き出し口の形状やATセレクターの位置など、仔細に眺めることで両車の違いがよく分かります。

 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション

 

メーターパネルは、チェロキーがフルカラー 7インチマルチビューディスプレイ、グランドチェロキーが7インチマルチビュークラスター ディスプレイを採用。

 

チェロキーが2眼式メーター、グランドチェロキーが3眼式メーターのようなレイアウトになっているのが特徴です。

 

センターパネルにはどちらもUconnect 8.4インチVGAタッチパネルモニターが搭載され、多彩なインフォテイメントシステムが利用できるになっています。

 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション

 

シート表皮はチェロキーが全グレードでレザーシートが標準装備。

 

グランドチェロキーは、ファブリックからレザーまで取り揃えており、サミットグレードのオプションではラグーナレザーを使用したシートも用意されています。

 

オーディオシステムはどちらもアルパイン製のプレミアムサウンドシステムが用意されていますが、チェロキーでは全車標準装備なのに対し、グランドチェロキーではリミテッドのみが標準装備。

 

そしてグランドチェロキーの上級グレードには、Harman/kardon(ハーマンカードン)製のプレミアムサウンドシステムが標準装備されています。

 

 

■パワートレインの違い:チェロキーは直4/グランドチェロキーにはV6、V8エンジンを搭載


 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド 2.0L 直4ターボエンジン

 

チェロキーにはロンジチュード、リミテッド、トレイルホークの3グレードが用意され、そのうちロンジチュードには2.4L 直列4気筒SOHCエンジン、それ以外のモデルは2.0L 直列4気筒DOHCターボエンジンが搭載されています。

 

トランスミッションはいずれも電子制御式9速AT、駆動方式は全車ともオンデマンド式4WDが採用されています。

 

※画像は2018年式 グランドチェロキー スターリングエディション V6エンジン

 

グランドチェロキーにはラレード、リミテッド、サミットのほか、ハイパフォーマンスモデルのSRT8が用意され、ラレード、リミテッド、サミットには3.6L V型6気筒DOHCエンジン、SRT8では4.0L V型8気筒OHVエンジンが搭載されています。

 

トランスミッションは電子制御式8速AT、駆動方式は常時4輪駆動が全車に採用されています。

 

 

■価格の違い:グランドチェロキーは価格レンジが広め


 

※画像は2019年式チェロキー リミテッド

 

チェロキーの車両価格は400万円台中盤から500万円台前後。

 

ベースグレードのロンジチュードは459万円、リミテッドは506万円、トレイルホークは509万円となっており、リミテッドはクロームアクセントによる高級感のある仕上がりで、トレイルホークはスキッドプレートやオフロードサスペンションなどを採用し、よりオフロード向けの仕上がりとなっています。

 

グランドチェロキーの車両価格は500万円台から734万円までと幅広く、ベースグレードのラレードは524万円、リミテッドは639万円(エアサス搭載車は659万円)、サミットは734万円となっています。

 

ちなみに、2021年現在販売されているのはリミテッドのみとなっています(その他のモデルは好評につき販売終了)。

 

チェロキーはジープブランドの中核を担うミドルグレードなのに対し、グランドチェロキーはボディサイズも価格もワンランク上のフラッグシップSUVであることがよく分かりました。

 

スタイリッシュな見た目がお好きな方はチェロキー、SUVらしいどっしりと構える風格を求めたいならちょっとお高めですがグランドチェロキーを選ばれるのが良さそうですね。

 

※上記金額は新車時の価格となります

 

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